こんにちは、えなつあぜ です。
お正月の課題図書にしていた「イシューからはじめよ」を読み終えたので、覚書にアウトプット。
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以前読んだ著者 安宅和人さんの「シン・ニホン」が面白かったので、気になっていたこちらを購入して、今回読みました。
問題解決の御作法がまとめられた本書。
個人的なツボは以下3つ。
- まずは本当に答えを出すべき問題を見極める
有限な時間のなかで、価値ある変化を生み出すため。
体力に任せて山積みの問題にやみくもに手をつけない。
- 答えの質を高めるためのイシュー分析(ストーリーラインと絵コンテづくり)
効率よく、本質的な解を導くために、イシューを分解し、仮説に基づいて分析を設計する
- 「悩む」と「考える」の違い
「悩む」は答えが出ない前提のもとに、考えるフリをすること。
「考える」は答えが出る前提のもとに、建設的に考えを組み立てること。
変化を生み出す仕事において悩むということは、無駄でしかない。
その他、科学的な知見に基づいたオーディエンスの理解を深めるための表現法なども興味深かったです。
ビジネスや研究での問題解決を想定されているけれども、有限の時間で何をするのかというのは人生も同じ。
やりたいことは沢山あれど、自分の目指す所からバックキャストして優先順位を付ける必要はあるなと感じている最近。
子育ても仕事も趣味も全部どりできたら良いのですが、少なからずトレードオフが生じているのが現実です。
そんな現状にあって、How toの部分は仕事でしっかり活かしつつ、考え方は仕事も含めた普段の生活で意識したい内容でした。
それにしても、安宅さんの本は毎度、読みやすいなと思います。
組み立ての良さと必要十分な表現によるものでしょうか?